毎年行われているこの写真展と同時に行われる写真塾に、今年も性懲りもなく参加させていただいたのでした。
※写真展は9月25日まで開催されておりますが、写真塾への参加申し込みは既に終了しております。
今年のお題は、自由演技(写真)1枚と、小石の飛翔1枚で小澤忠恭氏から直接講評を頂けると言う夢の様な企画なのです。
はてさて、大磯で何を撮るか・・・。
写真展が「海の舞台」なので、へそ曲がりな僕は山へ。
そう、行くなら湘南平ではなく近隣で一番高い大磯鷹取山へ登ろう。
大磯町生沢から関東ふれあいロードと言うハイキングコースを通り山頂まで登る途中、集落の切れ目にある竹やぶに小さな祠を見つけて1枚。
後述の提出作品と最後まで迷った「大磯町生沢 竹藪の小さな祠」
その後簡易舗装が途切れた辺りから結構な上りが続く。
「何がふれあいの道だ!」等と一人口を言いつつ、放置された倒木を避け、よくわからないキノコを横目に見つつクモの巣トラップと闘いながら30分の山登り。
鳥居を越え更に登ると、右手に奉納された砲弾が見えればそこは頂上。
境内の木製の椅子とテーブルに腰を下ろして暫しの休憩ご、神社右手の獣道を下って、お目当ての十三仏を目指す。
目指すと言っても道が整備されているわけでもなく、倒木もあるタダの急斜面を降りる。
獣臭い道を歩く、ただ歩く。
不安になるも更に進むと、一瞬開けた狭い平地にそれは有った。
当然誰もいない、誰も通った跡もないその場所に十三仏が静かに存在していた。
重たいカメラ機材を入れた背囊をおろして構図を探しつつ数十分。
木々の間から漏れる光の移動を見つつ、提出したのはKONICA HEXANON AR 85mmF1.8で写した1枚
何とか相手が逃げてくれたため事無きを得たのだが、写真どころではない塩梅となり再び急斜面を上り頂上へ。
そして山を降り写真展の会場である「ギャラリーさざれ石」で小澤氏の作品を拝見。
まぁ言葉になりませんね、写真付きのすべての人に見てもらいたい作品の数々がところ狭しと並び、来場者でごった返す会場では小澤忠恭氏ご本人が丁寧に解説をされておりました。
もっとうまくいくと思われたのだが、これがなかなか難しい。
片手で石を投げて撮るのだが、感性と機材と気持ちがひとつにならないと形に成らない。
撮っても撮っても石を投げただけの写真になってしまう。
投げること2時間弱で提出した写真が下のやつ。
写真展に展示されている小澤氏の作品「小石と私」は横位置ですが、僕は敢えて縦位置で狙ってみた。
これを見た小澤氏の第一声は、
「なにチン○コ撮ってんの?」
いや、あの、これはですね、家族の肖像としてですね・・・、はいチン○ンです。
さすが写真の大家には全てお見通しのようでした。
実は参考までに見ていただいた写真が以下なのだが、全然こっちのほうが面白いとの講評を頂きました。(複雑
去年は初参加でも有り、色々と勘違いしており結構な酷評も頂きましたが、今年はそこまでケチョンケチョンに言われることもなく帰路についたのでした。
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