毎年この時期に開催される・小澤忠恭写真展@大磯 「私説大磯百景」へ今年も行ってまいりました。
写真展の日程はこちらを参照。
写真展会場はこちら
今年は「大磯八景」を巡る写真を撮り小澤氏に見てもらうと講評がもらえるというイベントが有ったのですが、諸々の事情で長らく本気で写真を撮っていなかったので今回はパスしてしまったのでした。
本気で撮ったところでたかが知れてますけどね、うん、知ってた・・・。
しかして、八景のうち七景は廻ったので旅の記念にBlogにアップしてしまいますよ。
誰も望んでないのはわかってますが記念なのでね。
奥は高麗山、40年以上前の小学校の子供会やら親父に連れられてやら結構ハマから千畳敷(湘南平)には来ていたので馴染みといえば馴染みです。
しっかし10月に入ったてぇのにまず暑かったなぁ、海鵜もジッとして動かなんだわ。
この日は10月にもかかわらず30度超えの中、高来神社裏手から男坂をよじ登りやっと辿り着いた高麗山山頂。
女坂から登ればもっと楽だったかもしれない・・・かな?
数十年前までは高来神社の上宮があり古くは徳川家によって東照宮を置かれていたこの場所も今は小さな祠と礎石・沓石がその痕跡を残すのみとなっていますが、地元の方々や沢山のハイカーたちが通り過ぎていきました。
「けわいざか」、歌川広重が五十三次で描いた大磯は雨。
大磯八景を描いた絵葉書も夜雨。
写真の先に見える東海道本線で分断されてますが、その線路を越えた辺りに東海道大磯宿江戸見附。
ダラダラと登る坂を宿場へ急ぐ姿、雨、でもこの日は晴れw
20分ぐらいボーっとしていたら日傘の御婦人とビーチへ急ぐ自転車の御婦人が東海道を下って行ったのでした。
日本三大俳諧道場の一つ、脇を流れる西行法師ゆかりの鴫立沢。
国道1号線の傍らにある小さな茅葺屋根の庵。
入れ代わり立ち代わり多くの人達が訪れてはいるものの、なにか物寂しさを感じてしまうのはなんでだろ。
岩礁が印象的なこの海岸に、アオバトが海水を飲みにやってくる。
聞けば、午前中、10時ぐらいまでが飛来のピークとか。
本来であればアオバトのアップを撮るところですが、この時間帯のキラキラ波を絡めて飛翔を撮ったのですが、もうちょっとでハートマークになるところでしたね。
海水を飲むために止まる岩礁が波に叩かれる度に飛び立ちやがて山へ帰っていきます。
岩礁から目を二宮側に転じると、帰巣するアオバトと富士山が見えました。
そんな大磯の日常に浸ってみるのでした。
眼下は大渋滞の西湘バイパス、その先に小餘綾浦、そして遠く大島を望む。
平塚から西へ花水川を超え、大磯に入ると海岸は砂浜ではなく小石がゴロゴロと転がる礫浜になり、地元ではその礫をさざれ石と呼んでいます。
じっと耳を澄まして波の音を聞いていると、礫浜独特の音が聞こえてきます。
大磯へ行ってシミジミ思ったのは新しいカメラとレンズが欲しいでした・・・。
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